令和箸

ここで令和箸とは、現代人の手の大きさに合った長さと使用しやすい形状の箸のことです。

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現在市販されている箸のサイズは、殆どが江戸時代の決まり寸法です。江戸時代の人の身長に0.15を掛けると 144cmx0.15=21.6cm、156cmx0.15=23.4cmとなります。これが現在の夫婦箸の長さです。手に合った箸の長さは一咫(ひとあた)x1.5で求めます。一咫(ひとあた)は約身長の1/10ですから身長がわかればおおよその箸の長さが計算できるのです。

箸の長さ調べ

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木工クラブでは約10年間『みんなで箸作り』で多くの人達と箸を作ってきました。
子供や大人の人に実際に箸を持ってもらい、体格と箸の長さを調査しました。
箸の長さは一咫(ひとあた)x1.5で求めますが、より簡単なのは、靴のサイズ-1.0cm~1.5cmでした。
ほとんどの人が身長x0.15とほぼ同じ結果でした。

遠藤関に合う箸がない

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現代人の平均身長は上図の通りです。
女性158cmx0.15=23.7cm
男性170cmx0.15=25.5cm
となります。
ほとんどの男性の手に合う長さの箸がないことになります。
永谷園のお茶漬けのCMの場面ですが、遠藤関に合う箸がありません。これでは箸遣いのマナー以前の問題ですね。

箸の長さ

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木工クラブでは20種類以上の長さの箸を準備しました。しかし小学一年生でも18cmの箸でした。よって現在では18cm~27cmの箸をそろえています。

木の種類

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銘木の黒檀や紫檀やチーク、ハードメープルやイエローシダーやオークやタモ、ケヤキやヒノキなどいろいろな木で箸を作ってみました。

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一番人気があったのは、紅紫檀です。
深い赤味がある紅紫檀は「これで食べると何でも美味しそう」と誰かが言いました。
50年位前に製材した板がたくさんあるので、紅紫檀で箸つくりをします。

箸の形状

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①箸の太さ
個人的な思いだが、一般に箸が細いように感じる。とくにファーストフード店のプラスチックの箸は使いにくい。指でつまむ部分を手が一番馴染んでる鉛筆の太さにしてみた。使った人のほとんどが安定感があり使いやすいという。ちなみに鉛筆の太さはJASで決まっており7.2mmと7.8mm。

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②箸先
箸遣いの作法では『箸先5分長くて1寸』といいます。江戸時代には来客が使用した箸を火鉢の灰の中に差し込み、灰の付着の程度で客の品定めをしました。箸先1.5cmで食べ物を掴みなさいということです。令和箸では箸先3cmまで角をつけました。ラーメンやうどんなどの麺類が食べやすいです。また面があるから豆や豆腐やお茶漬けのご飯粒などつまみやすいです。さらに先端を平らにカットしているから、ゴマなど小さなものもつまめますよ。

令和箸まとめ

手前から紫檀、紅紫檀、黒いカリン(非常に珍しい)、チークの順です。
このように比べてみると、紅紫檀が一番材質的に硬く、光沢も出やすいです。また女性にも男性にも好まれる材色でした。紅紫檀を通常品とし、他樹種はオプションで製作します。箸置きもオプションです。
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