イチイ科, 国産材, 針葉樹

イチイ

イチイ科

分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国大陸など

樹形など:樹形は広円錐形、樹皮は赤褐色で縦に裂ける。葉は長さ1.5~2.5㎝の偏平な線形。らせん状に互生するが、2列に配列することも多い。淡い黄色で球形の雄花と、緑色で長楕円形の雌花が、それぞれ葉腋に咲く。雌花は熟すと肉質の赤い仮種皮に覆われた、直径1.5~2㎝の球形の液果を付ける

気乾比重:0.54

特徴:辺材は黄色を帯びた淡い褐色、心材は赤褐色を呈しており、辺心材の境目は明瞭。木理は通直、肌目も緻密で美しい光沢を有している。やや重硬で強度が高いが、加工性はよい。特に表面の仕上がりは良好。耐朽性は中程度~大

用途:造作材、床柱を始めとした装飾材、家具、器具、楽器、彫刻、細工物など

 

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