カツラ科, 国産材, 広葉樹

カツラ

カツラ科

分布:北海道、本州、四国、九州

樹形など:樹形は広卵形、樹皮は暗灰褐色で、深く縦に裂けて薄片状に剥落する。葉は長さ3~8㎝の円形で対生し、淡い紅色の長い葉柄をもつ。葉の先は円形~少し尖り、葉縁には波状の鈍鋸歯がある。花は長さ3~4㎜の紅紫色で、葉が出る前に咲く。袋果は長さ約1.5㎝のやや湾曲した円柱形で、紫褐色に熟すと割れる

気乾比重:0.49

特徴:辺材は緑色を帯びた黄白色、心材は褐色で、辺心材の境目は明瞭。材色が濃いものをヒガツラ、淡いものをアオガツラと呼び、一般にヒガツラの方が優良材とされる。木理は通直、肌目も緻密。軽軟だが靱性が高いため反りにくく、加工性もよい。耐朽性は中程度。

用途:造作材、化粧用単板、家具など

カツラ柾目
   カツラ柾目
    カツラ板目
 

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