国産材, 塗装材

ケヤキの塗装

木地蝋仕上げ

ケヤキ材を使用し、漆の色調と深み感が、年輪の模様を引き立たせる高級な塗装法である。ケヤキの材質は硬く、摺り漆の加工中でも傷が付きにくい。塗装工程は生(き)漆と砥の粉で目止めをし、透蝋色(すきろいろ)漆を塗り重ね、炭研ぎ、摺り漆、胴摺りの各工程を経て磨き上げ、蝋色仕上げとする

    木地蝋仕上げ

紅ケヤキ色仕上げ

赤色の染料で素地着色を行い、下塗りを施してから目止め剤で孔圏部(環孔材の道管が分布する春材部の初期部分)の道管の着色を行う。さらに中塗りをして、研磨後、上塗りをする。孔圏部の深い道管(年輪)のみを強調したい場合は下塗りを施し、年輪中の小道管も表現したい場合は、下塗りをごく薄く塗装しなければならない

    紅ケヤキ色

ケヤキ色標準仕上げ(Ⅰ)

技法的には紅ケヤキ色とまったく同様だが、最も標準的なケヤキ色の仕上げである。色は材色そのものをやや濃色にするため、黄味の強いブラウン色で素地着色を行っている

     ケヤキ色

ケヤキ色標準仕上げ(Ⅱ)

ケヤキ材の年輪内の綾目を強調するために、やや濃度の高い染料着色剤を素地着色剤として使用している。素地着色剤が細かい道管に浸透し、美しい綾目模様が強調されている

    ケヤキ色
 

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